陽熱(ようねつ) とは,南から流れてくる熱の波のことである.
1転を通じて常に南から流れてくる熱波で,源珠によって生成されると考えられている.源珠は1転の間に150回近く出現と消滅を繰り返すが,陽熱は1転の節目に最も弱くなり,半転時に最も強くなる.
陽熱の影響を強く受ける義島・死堕魔鬼島・正直群島などでは海水も30℃以上,平均気温も40℃と非常に高いが,対して陽熱があまり伝わらないベルクスコン島やセド諸島・コンクル島などでは通転を通して平均0℃といった環境が多い.
パリ―セルは,南に存在する光の発生元であると考えられる源珠から,熱が同時に発生していると予想した.これを検証するため,カラビフマスからスクルバーダ島付近までに温度の観測点を設置し,1転に渡って調査,その結果,明らかに北側のほうが温度が低いことを発見し,かつ源珠の出現に合わせて,波のように熱が伝わっていることを発見した.のちにこれは多くの南北の線で実験され,陽熱が実際に存在することの証明になった.
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