ワールドリスト

トオルンワールドの構造

★トオルン帝国

 △トオルン王国

  ■赤い町

「ジョーカー」が若い頃に建国した町.名前の由来は土が「赤い」からである.「ハート」「スペード」たちも,ここで生まれた.赤い町は1つしか存在しないが,赤い土を持つ町はほかにも存在する.

  ■本当に大きな橋の上

「ヘリ」を見るため,トオルン王国から海に向かって掛けられている,とても大きな橋.橋の上には都市が存在し,"本当に大きな橋の上" と呼ばれる.橋の下は海であるが,「川」と呼ばれることもあり,地下街も存在する.地下街の名前は, "本当に大きな橋の上の地下街" であり,ややこしい.

  ■Ojito

トオルンワールドで最大の高さ・幹の太さを持つ木.しかしその根は「死底」まで続いており,根の先端から地上まで長さでさえ5kmにも及ぶ.死人の魂はこの木を通じて「背」に降り,そして新たな魂もこの木を通じてやってくるとされている.

  ■千天

大部分が森になっている町.正確に言えば森の中にある都市であり,森の一部は「Ojito」とつながっている.自然と木の上での生活を強いられるため,都民はジャンプ力が高く,つるや木をするすると登る.

  ■死底

文字通り,王国のはるか彼方,「背」まで続くとされる「あらがえぬ失敗への道」の奥にある,秘密の国.「みやこ」はここに沈み,「みやこの切り札」たちはここに新しい国を作った.

 △アドリビア

  ■クロルバーダ

「トオルン王国」と「アドリビア」の間にある国家.帝国領ではあるものの,法律は王国と大きく異なり,さらに「水刑」「滅刑」という恐ろしい刑罰が存在する.法律を知らずに足を突っ込み,そのまま処刑される人々が後を絶たない.

  ■クロルバーダの海の道

「クロルバーダ」の半分を占める海の街.満潮時には完全に水没し,干潮時にはすべてが陸となる.海でも陸でも呼吸ができる特殊な人種「水人」がほとんどであり,ある意味で別の国家である.

  ■レ

大きな国であり,「アドリビア」を代表する都市.「魔法」の存在について研究しており,毎年多くの死者を出していると共に,「魔女」がいるとのうわさもある.

  ■エリン山底

「マーシ」が生まれたとされる国.国境を地獄の針で纏うことによる鎖国をしており,一度出ると二度とこの土地へ帰ることは叶わないとされるほど.実際には,5転に1人程度の入国が行われている.

  ■月ヘリ

「ヘリ」に向かうための「月」を作っている村.彼らの作る月は良く飛ぶが,「ヘリ」に辿りついたことはなく,「ヘリ」を見て帰ってきたものも当然いない.

  ■キャンベル宮殿跡地

            「リンダ」の生まれた町,というよりは,完全な独裁政治国家.今となっては「リンダ」の家族は「リンダ」を除き全滅,「オクトーバ」と2人で私生活を行っている研究所があるのみである.

 △おくにのしま

  ■みやこ

「トオルン帝国」の王の城である.5階建てになってはいるが,5階は見物台のような場所であり,4階はそのための階段があるだけなので,実質3階建てである.3階には「ジョーカー」を含む「神使」が生活する場所となっており,2階は謁見室と舞台がある.1階はほぼ完全な迷路で,2階より上に行こうとする不届き者を少しでも送らせようとする意味がある.

  ■みやこのしま

「みやこ」は完全に独立した島の上にあり,この島の上にある.この島には「みやこ」以外の建物はほとんどなく,「みやこ」以外はほとんどが農地と庭であり,船と橋以外にこの島と行き来できる設備もない.

  ■しんぱんの島

裁判所がある島.しかし,この島で行われるのはとても重要な裁判だけである.王様を暗殺しようとした程度では,この島で裁判が行われることはない.100転に1度くらいの割合で,裁判が行われている.

  ■あんぜんの島

何もない島.その名の通り,何もなく,あるのは岩のみである.この島自体はほとんどが1枚の岩で出来ており,その屈強な岩盤は遥か昔から1度とて形が変わっていない.

  ■とうごくの島

「憶刑」になった人が連れていかれる島.正確には,投げ込まれる島であり,泳げば「みやこ」まで帰ってくることもできる.大砲で撃ち込まれるため,ほとんどの人は,檻に入れられたままこの島に投げ込まれ,その時に頭を強く打ち,息絶える.そのため,檻入りの遺体と恐ろしい昆虫だらけの島になっている.

★ババ大地

 △ババ

  ■ババ国

ジョーカー大地の東に位置するババ大陸の全土に渡る国家.多くの絶海の孤島に対してハブ港を持ち,世界の港ともいうべき立ち位置である.

  ■タクショ

ババ大陸東の虹沖島を本拠地とする自立国家のようなもの.ペア島を領土と主張するなどでババ国といつも争っている.資源が少ないため,人々はみな勤勉に働く,とても良い国である.

★幻影舞台

 △永遠に細い道

進めば進むほど細くなる道.引き返すのは簡単だが,あまりに進み過ぎると悲惨な結末が待っている.その道の終わりには「ヘリ」があるとされているが,誰もたどり着いたことはない.40転以上船で進んでも,「ヘリ」にたどり着くことはできないことが分かっている.

 △蜃く島の影

  ■クウェア

存在するか分からない,なぞの土地.「ヘリ」に到達する前に,この島に到着することができるとされている.

  ■クウェル

存在するか分からない,なぞの土地.「ヘリ」に到達した後でさらに進むと,この島に到着することができるとされている.

★心の弱い国家

 △正論の国

200人程度の璧族からなる,とても小さな国.彼らは太陽の光を浴びて生活し,何も食べず,何も生産しない.彼らは「自分たちは環境を破壊しない唯一の人種だ」と豪語している.

 △正義が国

150人程度の璧族からなる,とても小さな国.彼らも太陽の光を浴びて生活し,あらゆる生き物を平等に守る.彼らは「全ての生き物を守ることこそ正義である」と豪語している.

 △正直な国

100人ちょうどの璧族からなる,正直群島正直島のマリートに首都を置くとても小さな国.彼らは太陽の光を浴びて生活し,あらゆるものを食べ,あらゆる植物・動物を生産する.彼らは「この世界に生きてよい生き物の総数は限られている」と豪語している.