トオルンスペード

初期の「トオルン帝国」に存在する,トオルン王国の英雄の一人.

他に「トオルンハート」「トオルンダイヤ」「トオルンクローバー」が存在する.


歴史

「千天の森」にて,「Ojito」の意識体から生まれたが,性別が分からず,3歳の時には生き物にあらずと判断され,捨てられた.その正体は「人間」と「セミ」の融合体.

他の国民が持っていない「羽」があり,捨てられてからは「赤い町」まで移動,塀で囲まれた屋敷などに上から侵入しては,夜中に物色をして過ごす生活を続ける.

6歳のときのある日,夕方ごろに「トオルンハート」と遭遇.家の2回にひっかかったカバンを取り,逃走.「トオルンハート」は心拍を聴き分けてスペードを探し,捕まえた.「トオルンハート」はあっけなくその罪を許し,それを機にスペードは「空中専門の便利屋」として「赤い町」で暮らすようになる.

12歳の時に「通史大災害」が起こり,同時に羽を折ってしまい,さらに自分たちを除く村のすべての人が行方不明となる.3日間決死の覚悟で生きぬき,3日目の夜に「平和の軍」に発見され,「みやこ」で「ジョーカー」の元で孤児として保護される.「みやこ」では「トオルンクローバー」と出合い,自分たちを救ってくれた人たちが「ジョーカー」直属の「平和の軍」であることを知る.戦を好まず,しばらくは羽を使った便利屋として「みやこ」で働くが,そののち戦いの技術を評価され,14歳で「平和の軍」に志願する.

15歳の時,初の出陣で「海を讃える蛸」を制圧する際に体を刺されたと思いきや,無傷.重症を負った「トオルンハート」を病院へと飛んで運んだ.

ハート・ダイヤ・クローバーと共に,特異な力を持つ彼女たち4人は「みやこの切り札」と呼ばれた.

18歳の時,彼女たちは「謎の勇者」の襲来に備え,ハート・ダイヤ・クローバーと共に「クロルバーダの海の道」「Ojito」「千天の森」で勝負を挑むが,無残に敗北.最後は決死の覚悟で「みやこの広間」で戦い,完全に敗北する.

「謎の勇者」は彼女たちを完全に倒したと勘違いし,「ジョーカー」を封印する.しかし,「ジョーカー」は自分の持つ力を「みやこの切り札」に分散しており,彼女たちは致命傷を受けつつも「みやこ」から脱出する.

4人は,「みやこ」を捨て,「とうごくの島・秘密の洞窟」へと身をひそめる.スペードは「Ojito」の意識体から生まれたため,成長こそ止まらないが,その成長は幼虫のごとく遅い.

20歳のとき,「リンダ」と出会う.「みやこ」復活のための道具を探す目的ではあったものの,それを忘れて一般的な友達として振る舞っており,その目的がバレてからも「リンダ」とは最後まで戦いを避けてきた.

28歳の時にスペードは本当の力を解放し,巨大化した.空の色と一体化し,巨大な球体へと変化したが,数転を経て解放された.


性格

空を飛べるという特徴から,単独行動を想像以上に好む.自分の意見をほとんど持たず,「いきたいから」「やってみたいから」「分からないから」という抽象的な意見が目立つ.「絶対に」という言葉に敏感で,とても強い意識を置いている.「たぶん」「おそらく」という言葉をほとんど使わず,会話の5割はYes / No を意味する言葉である.

痛覚がほとんどなく,体は物理的に壊れやすく,ヒビが入ったりするため,「オクトーバ」には理解不能だと言われる.メンタルも壊れやすく,体にちょっとでもヒビが入ると悲観的になり,死を連想する.(とはいえ,一般的な人間であっても自分の体にヒビが入れば怖いものである.)

時間はかかるが,足でステップを踏むことで自身を巨大化し,圧倒的な戦闘力を得ることができる.その力は10分程度しか持続しない.

トオルンワールドWiki

《トオルン・ワールド》とは,小学校4年生のときに僕の担任をやっていた内田先生の発言から生まれた,僕の伝説の仮想世界です. トオルン帝国と小さな島々の平和な世界に訪れた,あなたの常識が通じない,人の侵略と魔法の趣きあふれる世界です.

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