リンダ・キャンベル は，トレンチ・キャンベルとメレリー・キャンベルの間に生まれた，キャンベル王国生まれの女性である．

歴史

現在のレゼ地区のマークにあるキャンベル・マーク宮殿でU1172に生まれ，幼少期から裕福な国民として育てられる．父のトレンチは研究で非常に忙しく，妻のメレリーは自己中心的な性格であったため，ほとんどは専属機械軍のオクトーバを中心とした補助人員たちによって育てられる．生まれる前からU1171の明文事変，生まれてからはU1174のセドの戦いが勃発し，物心ついた時点ではキャンベル王国は既にレの地区であるレゼへと変わっていた．キャンベル王国の一部の人民の意見により，直系の娘であったリンダは生存を認められ，マーク宮殿・マヤーズ研究所・キャンベル島の別荘の三拠点で，オクトーバの監視のもと生活している．

U1206，エリン・マーシと会い，日常生活を共にする．同年，レゼからレキへ向かう途中の港で，テロの襲撃に会い．重傷を負ったマーシを介護し，マーシの持つ呪いについて知る．その解決のため，世界中の旅をすることを誓う．

1転をかけて「レ」「月ヘリ」「アドリビア」へと移動し，各地で調査を進め，原因の追求を進めるも，「キャンベル宮殿」付近に戻った際に決別．

その転の夜，「オクトーバ」も機能不全となり，一人でマーシを探しだすと同時に，呪いの解き方について検討をつけ，マーシを説得する．マーシの呪いは解け，彼女の骨を拾って研究所の裏庭に埋め，彼女は永遠の時を生きる．

性格

恐れを知らない．怖いものは特にない．人の傷ついた姿や，グロテスクなものに一切恐怖を抱かない．明文事変やセドの戦いのこともあり，友達がほとんどおらず，また裕福な国民として育てられていたため，同世代の友達もおらず，友好的な人物には非常に優しいが，友達を自発的に増やそうとはしないという特殊な一面を持つ．

自分から知らない人に話しかけることは多いが，初対面からとても強気であり，人付き合いには難がある．ただし，「オクトーバ」の行動を幼少期から見ており，人のために努力をすることは多い．そのおかげでレゼにとどまることを望んだ多くの民は平等に接してもらえており，家族がいないながらも一般的な生活が行えている理由でもある．

犯罪者には厳しく，暴力的な一面を見せる．「オクトーバ」はそれを止めるためのロボットでもある．また，「神はいない．いれば，私の家族を返してくれるはずだ」という言葉を標語に，宗教に対して強いプロテスタントの意識を持つ．